Research Institute for Safeguarding Athletes

当研究所の設立趣旨目的

2021年に開催された東京オリンピック大会は、世界的なコロナ禍において、大会の開催自体が危ぶまれましたが、日本は金27個、銀14個、銅17個の合計58個の史上最多のメダルを獲得し、終了しました。また、その後開催された、東京パラリンピック大会では、国枝選手の金メダルなど、見ている人を感動させるパフォーマンスが数多く見られました。

スポーツ基本法の前文でスポーツは、青少年の体力を向上させるとともに、人格の形成に大きな影響を及ぼすと定められているように、スポーツは日本のスポーツ界の次代を担う青少年に大きな影響を及ぼします。

しかしながら、近年、日本においては、指導者による体罰や虐待などスポーツ・インテグリティに関わる問題やスポーツ団体のガバナンスの問題が解決すべき喫緊の課題となっています。

東京オリンピック・パラリンピック大会の開催によって、国民のスポーツに対する関心が高まっている状況の下で、今後の日本におけるスポーツの発展を考えるに当たって、日本のスポーツ界が抱える様々な課題を考察する必要があると考え、本研究所を設立するに至りました。